2017年02月01日
キ43 一式戦闘機『隼』
キ43 一式戦闘機『隼』
隼といえば加藤隼戦闘隊でしょうか。中島飛行機に開発を命じた単座戦闘機で、名称は「キ43」。陸軍の戦闘機です。最大速力が時速500キロ以上、高度5000メートルまでの上昇時間が5分以内、航続力は800キロ以上で格闘戦に優れている機体という条件が付いていた。990馬力の「ハ25」エンジンを搭載した試作1号機が完成したが、速力、上昇力は要求仕様を下回り、運動性良くなかった。陸軍もこの性能に納得いかず改良型試作機の製造は命じたが、制式採用には消極的だった。ところが、昭和15年に太平洋戦争の開戦高まると、航続距離が600キロ程度しかない九七式戦闘機しかなく、太平洋地域の戦闘には役に立たない。キ43は、増加タンクを装備すれば2000キロを超える航続性能が出来ることが実現していたので昭和16年4月、一式戦闘機として制式採用化された。
Posted by H.I.S at 02:20
│日本 戦闘機